2022-01-31

UAE:商標法改正 - Marks & Clerk

2021年12月28日に発効したUAE(アラブ首長国連邦)のマドリッド協定議定書への加盟だが、UAEは国内商標法にも大きな変更を導入している。保護できる商標の種類を拡大し、立体商標、単色、ホログラムなど非伝統的な商標の保護を求めることができるようになった。また、改正法は、著名商標として認定される条件を明確にし、行政による商標取消手続を導入する。これにより登録商標を取消すために裁判を起こす必要がなくなり、先行する国際的に有名な商標に抵触する商標登録の取消し請求を申立てる際のコストや複雑さが軽減されるものと考えられる。

また、改正法では多区分商標の出願が可能になると予想されている。 現在、UAEで企業が複数の商品・サービス区分に該当する商品・サービスに関する商標を保護する場合、区分ごとに別々の出願をする必要がある。多区分出願の採用により、企業はUAEにおいて必要な数の区分をカバーする1つの商標を出願することが可能となり、出願手続きの簡略化、コストの削減、その後の商標ポートフォリオ管理が容易になる。

本文は こちら (UAE joins Madrid Protocol international trade mark system)