2022-02-16

EU:二匹のウサギの商標紛争、著名性立証の難しさ - Knijff Trademark Attorneys

商標の紛争で、奇妙な争いに出くわすことがある。今回の紛争は、バニージュースという会社が、被服とアダルトグッズ(性的なおもちゃ)に使用するために欧州連合に商標を出願した、かわいいウサギのロゴに関するものである。一見するとかわいいウサギだが、実はエッチなウサギなのだ。

ミッフィーという名前のウサギがいるが、このミッフィーの商標権を持つオランダのメルシス社が異議申立てを行った。ミッフィーは、被服など様々な商品を指定して図形商標として登録されており、これらの図形商標と今回のロゴを比較すると、メルキス社がバニージュースのウサギを快く思っていないことがよく分かる。EUIPO(欧州連合知的財産庁)は当該商標が登録されている同一の商品である被服についてメルキス社の異議を認めた。

しかし、バニージュースは、ミッフィー商標が登録していない性的なおもちゃについてもウサギの商標を登録しようとした。このロゴの登録に対する異議申立てで、メルキス社はミッフィーのロゴの著名性を主張した。有名なブランドは保護範囲が広いので、類似する商標が有名ブランドに不利益を与えたり、その評判から利益を得ようとする場合、類似する商品・サービスに対して商標登録がなくても類似商標に対して行動を起こすことができる。

しかし、今回も商標の著名性の立証には難しいハードルがあった。メルキス社は様々な証拠を提出し、ミッフィーを創作したディック・ブルーナの受賞歴にも言及したが、EUIPOは、バニージュースが出願した商品(性的なおもちゃ)の消費者の間でミッフィーのロゴがよく知られている証拠を示すことができず、すべて無駄に終わった。有名であることの証明は、商標が使用されていることの証明とは根本的に異なる。ブランドの著名性を立証する場合、例えば、想定される消費者が直ちにその商標を認識することを示す市場調査などが重視される。メルキス社にとって残念なことに、異議申立はこの点で却下された。

本文は こちら (A tale of two bunnies)