類似する商品・サービスにおいて、ブランドに類似する名称が使用されることで、関係する公衆が混同を引き起こす虞がある場合、ブランド名を商標登録していれば、その使用に異議を申立てることができる。商標権を行使するには、競合する使用を監視し、特定する必要がある。
毎年、何千もの新しい商標が出願されており、商標の競合が発生する虞は今後も高まる一方である。これに対抗するためには、商標ウォッチングやオンラインブランド保護サービスを利用して、市場を監視し、侵害の可能性のある使用や無許可の使用を警告することができる。
商標ウォッチングとは?
商標ウォッチングは、国内外の知的財産登録機関を監視し、登録商標と同一または類似する新たな商標出願を検知するサービスで、問題となる可能性のある商標の登録に対して異議申立を行うことができる。異議申立は、特定の限られた期間内に行わなければならないので、迅速な行動が重要になる。
商標ウォッチングは、単発の活動ではなく、継続的な監視とサポートが必要だ。商標ウォッチングを積極的に行っていない場合、問題となる新たな商標出願を発見するのが遅すぎて異議申立を行うことができないということが起こりかねない。異議申立期限を過ぎてしまっても、出願商標にチャレンジすることは可能だが、その手続きにはコストと時間がかかることになる。
どの国で商標を登録し、監視すればよいのか?
商標権は、関連する国または地域の知的財産局に登録することによって取得できる。各知的財産局は、独自の商標登録簿を保持している。商標登録をしていない国や地域でも、第三者が同一または類似する商標を登録申請する可能性もある。そのため、ブランドを使用する、または使用する予定のすべての国や地域において、商標を登録し、監視することが推奨される。
第三者がオンライン上でブランド名を使用している場合はどうすればよいか?
商標ウォッチングサービスは、国内外の知的財産局において競合する商標出願のみを監視するものであり、言い換えれば、市場そのもので競合する可能性のある使用についての監視は行わない。そのため、ブランド保護サービスを利用して、特にオンライン上でのブランド名の侵害使用を特定し、権利行使することが推奨される。
Novagraafのオンラインブランド保護技術は、Web上や、アプリケーション、オンラインマーケットプレイス、SNS、ドメイン名における侵害を迅速に検出するサービスである。重要なことは、早期に発見して商標権行使とリンクさせることで、侵害を停止させるために迅速かつコストパフォーマンスよく対応することだ。
本文は こちら (How do I know if someone else is using my brand name?)