5月31日、中国広東省第13期人大常務委員会第43回会議が同省の裁判所の知的財産権裁判作業状況に関する報告を審議した。
報告によると、2018年から今年4月まで広東省の裁判所は各種知的財産権案件69万8000件を受理し、66万9000件の裁判を終了した。この数字は全国の約3分の1を占めている。内訳は、知的財産権民事案件66万件、刑事案件9386件、行政案件235件である。
広東省の裁判所で5万9000件の商標権紛争案件の裁判を終了した。「レゴ」、「海天」(調味料の銘柄)、「マカオ钜記」(お土産専門店)など国内外で有名な商標にかかわる紛争案件の裁判を終了し、商標のフリーライド、模倣などの権利侵害行為を厳しく取り締まった。
統計によると、広州知的財産権裁判所は広東知的財産権紛争調停センターの設立を促し、弁護士が裁判所に駐在して調停を行うことを試行し、昨年は調停に成功した紛争は2000件近くで、2018年の27.2倍であった。
(中国保護知識産権サイトから翻訳)