2022-07-31

EU:ラルフローレンが異議申立てをしたポロ選手 - Knijff Trademark Attorneys

ロゴ、パッケージ、製品に関する決定はいつも魅力的なものだが、特に見た目は重要だ!

今回問題となったロゴは、ラルフローレンのポロ選手だ。ラルフローレンは最近、EUで中国企業が商標出願した2つのロゴ(1つはラルフローレンの商標にそっくりなロゴともう1つのロゴ)から自社のロゴを守るために行動を起こす必要に迫られた。

ラルフローレンの主張は、ロゴの名声にかかっていた。主張の裏付けは常に必要であり、ラルフローレンはそれを精力的に行った。ラルフローレンがロゴを一貫して商標として使用してきたこと、そしてこのロゴが極めて有名であることは否定しようがない。そのため、名声を立証することはそれほど困難ではなく、欧州商標局は長期間使用された十分な証拠と見なした。

しかし、ラルフローレンのロゴが非常に有名であるという事実だけでは十分ではない。異議申立てを成功させるには、消費者が商標間に関連性があると考える必要がある。この関連性については、そっくりなロゴのケースでは明らかで、もう1つのロゴでは幾つか違いが見られたが、欧州商標局はそれらの違いは些細なものとみなした。つまり、これらのロゴはラルフローレンの名声から不正に利益を得ようとして使用されたことを意味し、関連性があることが認められた。結局、中国企業が出願した商標は登録を拒絶されたが、ラルフローレンにはそれが当然予想できたことだろう。

本文は こちら (Ralph’s polo player)