2022-07-14

EU:毒のある商標 - Knijff Trademark Attorneys

商標出願されている商標を見ていると、注目すべき商標に出会うことがある。特に香水ブランドは、特徴的なパッケージを考案するのが好きなようで、その好例が、ガスマスクを模した香水瓶の立体商標「TOXIC(有毒な)」である。確かに目を引くものだが、消費者がそれをあえて使おうとするかどうかは別問題だ。

この種の商標が識別力を持つとみなされるためには、すでに市場に出回っている商品と著しく異なっている必要がある。さらに、形状が商品に本質的価値を与えるものであってはならないため、この場合、ボトル自体の魅力を考えると問題があるかもしれない。

さらに、ディオール(Dior)が販売する香水プワゾン(Poison)は周知の通りである。実質的に同じ意味を持つこの商標出願に対して、ディオールが問題視するかどうか興味深い。外観的には似ていないが、観念的には非常に似ている商標に対して、ディオールは行動を起こすことができるのだろうか?これは非常に興味深い商標出願だ。

本文は こちら (A toxic trademark)