2022年6月20日に採択されたカザフスタンの商標、地理的表示、特許、意匠に関する知的財産分野に関する重要な改正は2022年8月21日に施行される。
商標に関する重要な変更点は以下の通り；
＊ 商標の異議申立手続の導入
商標の異議申立手続が導入された。出願中の商標は毎週、知的財産庁（IPO）のホームページで公告される。利害関係者は、出願の公告日から1ヶ月以内に絶対的または相対的な理由により係属中の出願に異議申立を行うことができる。
＊ 方式審査期間の延長
商標出願の方式審査期間が出願日から10営業日から1ヶ月に延長された。
＊ 登録商標の変更を記録する期間を変更
IPOが登録商標の変更を記録する期間が1ヶ月から10営業日に短縮された。また、IPOが商標権者に変更記録を通知する期限も2ヶ月から5営業日に大幅に短縮された。
＊ 出願日前の使用により獲得した識別力があれば登録の障害にならない
現在、商品・サービスが他人のものと区別することができない商標は登録が拒絶される。拒絶を回避する唯一の方法は、識別力のない要素が商標の要部ではなければ、その要素をディスクレーム（権利不要求）することだが、改正により、出願日前の使用によって識別力が獲得されていれば登録の支障にならなくなる。
また、カザフスタンでは、地理的表示に関連する標識や名称を原産地呼称（AO）として登録することができるが、近々、地理的表示（GI）の保護も可能になる予定だ。
（Source: www.petosevic.com）
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本文は こちら （IP Laws Amended and TM Opposition Period Introduced）