欧州連合知的財産庁(EUIPO)は、毎年25万件以上の商標と意匠の出願を受理しているが、最近はそのほとんどが電子出願を利用したものだ。
8月1日にリリースされた商標の新しい電子出願フォームと共に新しいアプリケーション・プログラミング・インターフェース(API)プラットフォームが利用可能になった。
この2つのツールは、EUIPOのデジタルサービスを近代化するための重要なマイルストーンであり、ユーザーから寄せられた意見を反映したものである。戦略計画2025では、EUIPOは次世代技術を用いた革新的なツールやサービスを開発すると約束している。
APIプラットフォーム
企業間(B2B)のコンピュータ・プログラムを接続するAPIは、ソフトウェア・インターフェースの一種で、API接続により、出願人は自社のシステムからEU商標(EUTM)を出願することができ、時間の節約とエラーの軽減が期待される。EUTMを頻繁に出願する出願人は、APIプラットフォームを通じて、自社の知的財産管理ソリューションとEUIPOのシステムを統合できるようになった。
APIプラットフォームのパイロット・プロジェクトは、2022年4月に6ユーザーで始まり、APIを通じて27件のEUTMが出願された。
今後の予定
EUIPOは、2022年11月末までに、既存の5ステップフォームとアドバンスフォームを新しいEUTM出願様式に完全に置き換える予定だ。
本文は こちら (The API platform and the new EUTM filing form are live!)