2022-09-27

台湾:改正された「商標識別性審査基準」が9月1日に発効 - TIPO

台湾知的財産局(TIPO)は、商標の識別性に関する審査の質を高め、市場取引との一致性を強化するために改正された「商標識別性審査基準」が2022年9月1日に発効した。
主な改正点は以下の通りである。

1. 外国語の文字から構成される異なるパターンに対応し、記述的な標識のデザイン化による識別力を判断するための参考例を提供した。
2. 「英数字の組合せ」及び「数字」について、業種による使用状況に対応した判断基準及び参考例を追加した。
3.「流行の図形」、「単に情報を示す図形」、「商業デザインの図形」の参考例を追加した。
4.国名、地理的図形、商品の出所表示に使用される地理的名称、及び商品の出所表示で誤解を招くような使用や不当表示に関する判断基準を追加した。
5. 最近死亡した著名な公人の名前及び肖像に関する判断基準と参考例を追加し、「肖像」を構成する要素について追加例示した。
6. 宗教的な図形と用語の判断基準を追加し、伝統的な文化活動に関連する標識の審査基準を追加した。
7. スローガン、常用語、新用語、専門用語の審査基準を改正し、「慣用句」に関する審査基準を調整した。
8. 「企業の正式名称」や「ドメイン名」を含む商標図形は、登録後に商標権の移転や名称変更があった場合に、商標権の権利範囲の確実性や商品・サービスの出所を明示する機能に影響を与えないよう、単に情報として示されたものと位置づける。

本文は こちら (TIPOのサイト、Revisions to the Examination Guidelines on Distinctiveness of Trademarks Were Promulgated on July 26, 2022, and Will Take Effect on September 1)