2022年7月より、EUIPO(欧州連合知的財産庁)は、TMviewにEUIPO庁内の画像検索機能を組み込み、ツールの有用性を高めている。画像検索には、EUの各国知財庁に出願された商標も含まれており、各国で出願された図形商標と自動的に比較することができる。
この機能追加により、各国知財庁は独自のツール内でアプリケーション・プログラミング・インターフェース(API)を利用して画像検索が使用できるようになる。現時点では、画像検索はEuropean Union IP Network(EUIPN)に接続している知財庁でのみ利用可能だが、2023年までにTMviewに統合されているすべての知財庁で利用できるようになる予定だ。この画期的な技術は、参加する知財庁の効率向上とコスト削減につながるだけでなく、協力関係をさらに強化することになる。この開発は、ユーザーと新技術の両方がEUIPOのすべての活動の中心であることを改めて証明するものだ。
今回の追加は、EUIPOの戦略計画2025、戦略的推進力3、目標3.2「デジタル時代とともに進化する」に含まれるデジタル・トランスフォーメーション・プログラム(特に、Digital Evolution Programme)の一環として行われたものだ。