2023-01-17

日本:Webサイトをクローリングするサービスを導入したブランド保護の事例 - キーウォーカー

 株式会社キーウォーカー(以下、キーウォーカー社)は、組織の意思決定を支援するWebスクレイピングサービス「ShtockData」をブランド保護に利用している白元アース株式会社(以下、白元アース社)の事例を公開した。白元アース社は、ブランドイメージの毀損を防ぎ商品の信用を守るためクローリング技術を駆使した「ShtockData」を導入した。

 「ShtockData」は、Webサイトを周期的にクローリング(巡回)し、Webページ上のデータを抽出、収集するサービスで、データは標準化された形式に変換され、クラウド上のデータウェアハウスに格納される。Webデータから取得可能なデータには、画像やテキスト(商品価格、レビュー、企業情報、ニュース記事)がある。

 総合日用品メーカーの白元アース社は、保冷剤の「アイスノン」、防虫剤の「ミセスロイド」、除湿剤の「ドライ&ドライUP」、最近ではマスクの「快適ガードプロ」や女性用マスクの「be-style(ビースタイル)」、保温具の「ゆたぽん」などロングセラー商品があり、消費者が企業イメージや商品への信頼を商標で識別することから、ブランドの顔としての役割を担うイメージを保護する「商標」を大切にしている。
 そんな中で、構築してきた企業ブランドの価値が、第三者による不正利用などによって毀損される事案が多くなったことから、商標が無断で使用されていないかをWeb上でチェックし、違反を見つけ次第申告するすることにしたものの、検索を行い調査する作業は、確認する件数が多く、手間と時間がかかったため外注を検討した。
 商標に関する業務なので、商標専門の調査会社を探したところ、自社ブランドがWeb上で無断使用されているのを排除する業務を行っている会社はいくつかあったが、全世界のネットショッピングサイトを一括で検索し、警告する業務まで一括して行うサービスのため、ブランドを強く守れる一方でかなり料金も高かった。そこで、Web上のデータを自動で収集する技術を有している企業を探していた中で、「ShtockData」の導入を決め、様々なメディアにあるブランド情報を収集する調査活動を行っている。

キーウォーカー社のプレスリリースは こちら