米国特許商標庁(USPTO)は、2023年4月1日より商標審判部(TTAB)における審理促進のための新たなパイロットプログラムを開始する。
パイロットプログラムの目標は以下の通り;
* 当事者とTTAB間での時間とリソースの節約
* 効果的かつ効率的な証拠開示の促進
パイロット期間中、TTABは考慮すべき事件を選択し、選択された事件の当事者は、TTABの中間弁護士(interlocutory attorney)と商標審判官(administrative trademark judge)との審判前会議に参加し、審判の予定等について議論する。
このプロセスは、効率化のために手続きを改善するUSPTOの取組みの一環として、TTAB手続の管理と合理化に寄与すると思われる。USPTOの効率化計画については、USPTO戦略プラン(Strategic Planning | USPTO)で詳しく説明している。
TTABは、これからもステークホルダーの意見を取り入れながらパイロットプログラムを試行し、パイロット期間中も意見を求めたいとしている。