ジングル、ゲームやアプリのオープニング曲、着メロなどの音商標はとても人気がある。しかし、音商標の登録にも勿論ハードルはある。
例えば、The Football Association Premier League(プレミアリーグを運営する団体)は音商標を欧州商標として出願したが、42秒という長さが災いして登録を拒絶された。
商標は、単純すぎても複雑すぎても登録を認めらない。Kakkmaddafakka(ノルウェーのバンド名)のような商標は、読むことができ記憶することができるとして登録できたが、許容される限界と言えるだろう。ほとんどの人は、商標がもっと長ければ覚えるのに苦労するはずだ。
この原則は音商標にも当てはまり、対象となる聴衆が商標を認識できなければならない。欧州商標局によると、消費者はこのような長い音をビジネスの出所表示としてではなく、BGMとして連想するため、商標としての価値が認められない。識別力のある特徴がなければ商標として機能しないのだ。
ちなみに、この長いミュージッククリップを聴きたい方は こちらから