2000年から2022年までの22年間で、世界で最も価値のあるトップ10ブランドは劇的に変化した。
2000年、最も価値のあるブランドはコカ・コーラで、マイクロソフトとIBMが続いた。ディズニーとマクドナルドも2000年にリストに載っていた。2000年のトップ10ブランドのうち9つは米国ブランドであり、唯一の米国外ブランドはフィンランドのノキアであった。
2年後の2002年、たばこブランドのマルボロがトップ10入りし、米国外ブランドのメルセデスベンツも加わったが、2005年にはマルボロが圏外に落ちトヨタに代わった。2010年にはトヨタが圏外に落ちグーグルに代わった。2010年でもコカ・コーラとマイクロソフトが君臨していたままだったが、ノキアの価値は下がり、メルセデスベンツもトップ10から脱落した。
2015年には劇的な変化が起こった。アップルが急上昇して現れてグーグルと共にトップ2のブランドになった。また、サムソンとアマゾンも価値あるブランドとしてトップ10に加わり、トヨタが自動車部門を代表する唯一のブランドとなった。
2017年には、フェイスブックが価値あるブランドとしてトップ10入りし、メルセデスベンツも再びトップ10入りした。
2019年には、マクドナルドとディズニーが再びトップ10入りし、IBMとノキアが圏外に落ちた。アップルはまだ君臨していたものの、アマゾンの価値が上昇し、グーグルとアマゾンはマイクロソフトを4位に押し下げた。
2020年には、アマゾンがマイクロソフトとグーグルを押し下げたが、2022年(最後の調査年)には、マイクロソフトがアマゾンとグーグルを抜いて2位になり、ナイキがトップ10入りした。
2022年のトップ10のリストは次のとおり(出典:インターブランド);
アップル、マイクロソフト、アマゾン、グーグル、サムソン、トヨタ、コカ・コーラ、メルセデスベンツ、ディズニー、ナイキ
米国は7つのトップブランドで世界を支配し続けている。米国外のトップ10ブランドは、韓国のサムソン、日本のトヨタ、ドイツのメルセデスベンツとなった。