2023-06-07

デンマーク:ゾンビになった人魚姫は著作権侵害か? - Knijff Trademark Attorneys

 デンマークの彫刻家エドヴァルド・エリクセンは、コペンハーゲンの有名な「人魚姫の像」の作者として知られている。1913年以降、人魚姫の像はコペンハーゲン港を見つめ続けている。エリクセンの相続人は、人魚姫の著作権やイメージを非常に大切にしている(おそらく、この像は適切な方法でも不適切な方法でも商業的に「利用」されてきたと思われる)。時として、デンマークの最高裁判所にまで及ぶ興味深い著作権裁判につながることもある。

 デンマークの新聞社が、人魚姫をゾンビに見立てた漫画とフェイスマスクをつけた人魚姫を掲載した。このことが相続人の主張通り著作権侵害にあたるのか下級審で審理され、2度とも相続人の主張が支持された。しかし、最高裁判所は新聞社を支持して侵害を否定する判決を下した。

 この事件は、ミッフィーのキャラクターライセンスを管理するオランダのメルシス社が提起したミッフィーのあらゆるパロディに対する裁判を思い起こさせる。これらの裁判でも、子供向けのものとは言えないパロディも含めて、許容されるべきであると判断されている。

本文は こちら (The little mermaid as a zombie)