キウイの国から届いた厄介な(ハチミツの話なのでべとべとした)法律の話。
ニュージーランドの養蜂家たちが「mānuka honey(マヌカハニー)」標章の商標権をめぐる争いに敗れ、独占権を求めていた養蜂家たちに打撃となったというお話だ。
マヌカハニーは、マヌカの木(オーストラリアでは「ティーツリー」と呼ばれる)の魅力的な白い花に群がるミツバチによって作られる。抗菌作用があり、健康に良いということで有名で、国際市場でも高値で取引されている。
ニュージーランドは、マヌカハニーを自国の宝と主張しているが、オーストラリアもその名前を使って話題作りをしている。長い戦いの末、ニュージーランド知的所有権管理局(IPONZ)は、この文字は記述的であるとして商標登録を認めない決定をした。
ハチミツ戦争は激化し、ニュージーランドが自分たちのものだと信じているものを守ろうと決意している。一方、オーストラリアはIPONZの決定を勝利ととらえ、国際的な販売拡大を計画している。この甘い戦いに勝利するのは誰か?時が解決してくれるのだろう。