子供がいる人なら誰でも経験があると思うが、子供は一旦携帯電話を操作し始めると、コミュニケーションがすっかりなくなってしまう。熱心に商標の話をしても、商標の話題が自分たちの世界に直接関係しなければ、全く聞く耳を持たない。ただ、今回の話には興味を持ってくれたようだ。
最近、「Roblox」対「Robox」という事件があり、子供たちの興味を引くことができた。「Roblox」は、他のユーザーと一緒にプレイするゲームのプラットフォームでとても人気がある。
「Roblox」は、ポーランドの「Robox」というブランド名でAIベースのデバイスやロボット玩具を指定した欧州商標が、EUIPO(欧州連合知的財産庁)に出願されたとき、「Roblox」と「Robox」があまりに類似しているとして、登録は許されるべきではないと考えた。そして、EUIPOは、外観的、称呼的に平均以上の類似性があると判断して「Roblox」側を支持した。当然、子供たちもこの判断を大いに歓迎している。
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