2023-07-26

マテル社の試み、ピンクといえばバービー人形? - Knijff Trademark Attorneys

 最近、突然襲ってくるピンクの刺激に目を奪われるかもしれないが、世界的にヒットした着せ替え人形バービーを実写映画化したバービー映画(原題:Barbie)に合わせて、玩具メーカーのマテル社がバービーの街をピンクに塗り替えたものだ。マテル社はピンク色を独占しているのかと疑問に思うかもしれないが、まあ、それにはちょっと複雑な問題がある。 

 茶色のロゴ(プルマン)を商標登録したUPSや、ティファニーブルーの愛称としての「robbin’s-egg blue」とは異なり、マテル社はまだピンク色を独占しているわけではない。バービーピンクを何度か商標登録しようと試みてはいるが、まだゴールラインを越えていない。とはいっても、それに惑わされてはいけない。マテル社は何十年もの間、バービーが大好きなピンクの色合いでパーティーを楽しんでおり、マテル社はそれを積極的に守っているのだ。ピンクのスナック菓子やピンクのMCAレコードは、マテル社の法務部からかなり厳しい挨拶を受けている。

 マテル社は、過去にピンク色を独占することはできないと、裁判所から冷や水を浴びせられたことがある。しかし、今は少し変わりつつあるのかもしれない!マテル社によるバービーピンクの長年にわたる一貫した使用によって、特定のバービーピンクをいくつかの商品・サービスで商標登録できると考える法律家もいる。

 マテル社の宝箱の中で、この特別な色合いのピンクにどれほどの価値があるのかは分からない。しかし、バービーピンクの看板があちこちに出ていることから判断すれば、それは単なる小遣い稼ぎではないと言っていいだろう。バービーピンクは単なる色ではなく、ブランディングの強力な武器なのだ!

本文は こちら (Pink = Barbie. Right?)