中国のECサイトを通じた韓国国内の購買額が2兆2,217億ウォン(2023年第1~第3四半期)にのぼり、前年同期間に比べ106%急増した。特にAliExpressが韓国市場においてTV広告、無料配送および返品受付など積極的なマーケティング活動を展開するにつれ、2023年9月の韓国国内の利用者数は545万人に達した。これは前年同期間の2倍にあたり、韓国ECサイト3位のGマーケット(636万人)に次ぐ4位に位置する数値でもある。AliExpress以外にTemuも、2023年9月の韓国利用者数が170万人に達した。これに伴い、中国輸入物品の増加とともに偽造品の輸入も急増している傾向にある。
主に中国からの少量輸入貨物を処理する、中国と地理的に近い平沢(ピョンテク)税関の少量貨物処理件数は今年に入って前年比35倍も急増した3,368万件(2023年1~10月)に達し、平沢税関の少量貨物通関モニタリングに関与している貿易関連知識財産保護協会(TIPA)によれば、最近中国ECサイトの光棍節(=独身者の日)セール期間と相まって子どもを対象とした日本キャラクター製品の偽造品摘発が多いという。