2024-06-11

ベネルクス:F1のフェルスタッペンは有名人だがブランドとしては? - Knijff Trademark Attorneys

最近、ベネルクス知的財産庁(BIOP)において、F1ドライバーのマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)は「MAX」商標と「MAXVERSTAPPEN」商標を根拠に、「SUPERMAX(下図)」商標に異議を申し立てた。また、その際「MAX VERSTAPPEN」商標の周知性も主張した。 

しかし、BIOPの見解では、「MAX VERSTAPPEN」が(衣料品などで)よく知られたブランドであることは証明されていない。BIOPは、マックス・フェルスタッペンが有名人であることは認めたが、「MAX VERSTAPPEN」商標としての周知性は十分ではなく、提出された証拠は、「MAX VERSTAPPEN」が独立した著名商標として認識され使用されていることを十分に立証するものではなかった。  

さらに、使用証拠とした請求書やその他の資料には、「MAX VERSTAPPEN」、「VERSTAPPEN」、「VERSTAPPENTRAVEL」の名称で販売されたことしか記載されていなかったため、出願商標に対して「MAX」商標を根拠とすることはできなかった。つまり、単独商標として「MAX」の使用を十分に立証することはできず、「MAX VERSTAPPEN」の「MAX」要素が太字で表示されることがあったという事実は、「MAX」を商標として個別に使用していたことを立証するには不十分であるとした。

さらに、出願人側の悪意に関する主張も成功しなかった。マックス・フェルスタッペンは、出願人が複数の悪意のある商標を出願しており、マックス・フェルスタッペンの成功と名声から利益を得ようとしていたと主張したが、悪意は異議申立手続では扱えず、取消手続や裁判で評価されなければならない。 

マックス・フェルスタッペンは、今シーズンもF1で活躍し続けるだろうし、オランダ人にとって「SUPERMAX」となる可能性が高いが、BIOPにおける「SUPERMAX」商標に対する異議申立は成功しなかった。

本文は こちら (Max Verstappen is well known as a person – not as a brand)