2024-06-12

日本:JPDS、中国で「商標ブローカー」に勝訴したMTGを招いてセミナーを開催

 日本パテントデータサービス株式会社(JPDS)は、2024年7月2日に、中国で「商標ブローカー」に勝訴した美容機器を手掛ける株式会社MTG(本社:愛知県名古屋市、以下「MTG」)を招いて、「中国の不正商標に勝訴したワケ」というタイトルでハイブリッドセミナーを開催すると発表した。

 中国の商標ブローカーは、中国でMTGの商標を先に登録し、同社に買い取りを迫っていた。MTGは、不正競争防止法違反でブローカー側を提訴し、関連する複数の商標を無効にするなどの判決を勝ち取った。中国の司法が被告商標の取消を命じたことは、中国において例を見ない判決であり中国企業に自社の商標を悪意で「先取り」された日本企業にとって希望となるものだろう。

セミナーの詳細は こちら

事件の概要
 MTGは、中国で多数の「ReFa」ならびに「黎珐(ReFaに相当する表音漢字)」商標を先取り登録していた商標出願企業集団を2018年頃発見した。その企業集団の行為により、中国で「ReFa」「黎珐」ブランドを自由に使えないなどの事業上の阻害を受けたことで、MTGは、商標権の無効審判手続等により、商標権の「取戻し」を進め、さらに、2022年、同企業集団を被告として不正競争防止法違反などを根拠に中国の現地裁判所へ提訴をし、2023年12月に同企業集団の不競法違反などを認める判決が下された。
判決では、他人の商標を営利目的で多数出願する悪意の商標出願について不競法違反を認め同被告が保有していた「ReFa」「黎珐」商標の取消を命じるとともに、65万元の賠償金の支払いを命じた。

 商標ブローカーとも呼ばれる企業・個人による商標先取り行為は、MTGが時間をかけて築き上げてきたブランドにただ乗りをすることを目的とし、あるいは高額での買取要求を目的とする非常に悪質な行為であり、MTGは、このような行為を行う悪質な事業者及び個人に対しては、今後も民事訴訟を始めとしたあらゆる法的措置を辞さず、毅然とした対応を進めるとしている。