2024-07-05

日本:イオンがグローバル対応の商標業務効率化サービス「コトボックス商標管理クラウド」を採用

cotobox株式会社(以下「コトボックス」)は、イオン株式会社(以下「イオン」)にグローバル対応の商標業務効率化サービス「Cotobox商標管理クラウド」の提供を開始したと発表した。

イオンは、世界中で約5千件の商標を保有し、その管理と新たな商標権取得に多大な労力を費やしてきた。特に、社内外の関係者とのコミュニケーションとその履歴情報の管理、商標出願、管理・更新手続き等の業務におけるデジタル化は人手不足、インフレ経済下において喫緊の課題として挙げられていた。イオンは、この課題を解決し、イオングループ全体としても商標管理・出願業務を効率的かつ一元的に管理ができ、商標も商品の一部として商品力の向上に資するソリューションを求めていた。

Cotobox商標管理クラウドがイオンに採用された理由は以下の4点;
・ 一元管理による業務効率化
Cotobox商標管理クラウドは、商標業務に関する3種の情報(①商標、②ドキュメント、③コミュニケーション)を一元管理でき、シームレスな業務体験を提供する。この機能により、商標業務時間の最大70%削減とコストダウンを実現し、商標担当者をブランド戦略などの業務にも従事させる環境を整えることができる点が評価された。

・ エンタープライズ向け及びグローバル展開
コトボックスは、エンタープライズ(大企業)向けのソリューションを提供しグローバル展開を指向しているが、イオンは既にグローバル展開しており、双方の強みを結集することで、共同開発を通じてさらに優れたソリューションを構築できると判断された。

・ ガバナンス強化
Cotobox商標管理クラウドは、コーポレートガバナンス・コードで求められている現状把握、重要課題・戦略明確化、投資・資産配分戦略構築、投資・活用戦略の開示発信に資するデータ情報を提供することが可能と評価された。

・ スタートアップの協業推進
コトボックスは、AIやITを駆使した知財系スタートアップであり、商標出願取扱件数が2021年から2023年の3年連続で日本1位(注1)という実績があり、イオンのブランディング部は、スタートアップとの協業を推進するミッションを持っており、コトボックスの先進的な取り組みと実績が評価された。

(注1)提携事務所を通じた商標登録出願の取扱件数