2024-07-10

EU:ハッピーじゃない「SMILEY」 - Knijff Trademark Attorneys

「SMILEY」という文字がスマイリー顔文字と同様に登録商標であることを知っているだろうか。

これらの陽気な商標はシャツ、靴、食品など幅広い商品でライセンスされている、英国に拠点を置くブランド・ライセンス会社のスマイリー・カンパニー(The Smiley Company)によって商標登録されたもので、ライセンスが収益モデルとして機能することを示している。

しかし、顔文字のように一般的なものでも、権利主張できる有効な商標となり得るのだろうか?これはとても興味深い問題で、商標出願で指定された商品・サービスに大きく依存すると考えられる。文字「SMILEY」は、宝飾品、バッグ、化粧品などで商標登録されており、これらの商品では識別力がある標識とみなされている。

スマイリー顔文字も同様だ。このロゴは、異なるバリエーションで何度も商標登録されているが、その保護範囲については懸念がある。Kala Hemp Studiosの図形商標(ロゴの真ん中に大きなスマイリー顔文字がある)に対して異議が申し立てられ、EUIPO(欧州連合知的財産庁)は、スマイリー顔文字は指定する商品に対して識別力が弱いと判断した。

スマイリー・カンパニーは最近、NFTを含むデジタル製品や仮想製品を指定してスマイリー顔文字を商標登録しようとしたが失敗した。EUIPOは、関連する公衆はこの標識を、一般的に使用されているよく知られた陽気な顔文字として認識し、商標と見なすことはないと結論付けた。

本文は こちら (UNHAPPY SMILEY)