今年の夏よりUSPTO(米国特許商標庁)は、新しいTrademark Centerベータ版を開始した。6ヶ月間、商標電子出願システム(TEAS)とTrademark Centerを並行して提供してユーザーからのフィードバックをもとに改良を重ねた。
2025年1月18日、TEASを通じた出願は停止される予定で、それまではTrademark CenterまたはTEASのいずれかで新規出願を行うことができる。出願費用はどちらのシステムを利用しても変わらない。
TEASからの移行
今後数年間で、TEASおよびTEAS International(TEASi)で利用してきた商標に関するすべての書類は、Trademark Centerへ徐々に移行される。
Trademark Centerの特徴
Trademark Centerは、弁護士、パラリーガル、起業家、ビジネスオーナーからの貴重なフィードバックをもとに設計され、以下の機能を提供する;
* モバイルフレンドリーなデザイン
* ガイド付きの新しいユーザーインターフェース
* 60秒ごとに自動的に保存される下書き
* 新しい出願手続きのステータス追跡
* 経過に応じて更新される透明性の高い出願費用
* 個人名の同意、翻訳、音訳など、よく省略される情報を記入するためのヒント
* 住所、事件番号フィールドの文字数制限の改善
* 弁護士とサポートスタッフのためのドラフト共有機能
トレーニング
Trademark Centerの操作に関して隔週でウェビナーを開催している。また、Trademark Centerのページでは、デモンストレーションビデオを参照できる。
フィードバック
USPTOは、引き続きTrademark Centerプラットフォームに関するフィードバックを受け付けている。
Trademark Centerベータ版は こちら