先頃、中国の国家知識産権局と国家市場監督管理総局が共同で「商標権侵害紛争における違法売上高の算定弁法」を公布した。
「弁法」は商標権侵害紛争における違法売上高の算定について、長年にわたる有用な経験と実務が体系的に整理してまとめられ、計19の条文から成っている。違法売上高の定義、違法売上高の一般的な算定基準、複雑な侵害状況における違法売上高の算定基準、確認できない違法売上高の取扱い、違法売上高に算入されない特別な事情、逆移送(注:検察当局から行政当局へ移送された事件)における違法売上高の算定方法等が細かく規定されており、一連の紛争や際立った問題を解決し、商標法執行部門による違法売上高算定のための具体的な規範と運用マニュアルを提供し、知的財産権保護のための透明性が高く予測可能な環境作りに貢献するものである。
今後、国家知識産権局と国家市場監督管理総局は、「弁法」の解釈と施行、法執行基準の更なる統一と標準化、知的財産権保護水準の持続的な向上に力を入れる。
(国家知識産権局から翻訳)
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