2025-01-06

中国:アリババ傘下の淘天集団、AACA(アリババ模倣品防止連盟)大会を開催 - ジェトロ

 ジェトロ(日本貿易振興機構)によると、昨年12月17日アリババ傘下の淘天集団が、第7回アリババ模倣品防止連盟(AACA:ALIBABA ANTI-COUNTERFEITING ALLIANCE)大会を中国・広東省広州市で開催した。広州市市場監督管理局の関係者ら400人以上が出席した。
大会では、知的財産権の保護に多大なる役割を果たした権利者に対して「知鷹賞」の授賞式が行われ、受賞者には在中国日系企業も含まれた。

 AACAは、ブランド権利者と法執行機関との連携を通じ、多方面との協力環境を構築しながら、権利者およびEC(電子商取引)プラットフォームの知的財産権保護を強化し、消費者の信頼を高めることを目的として2017年1月に設立され、中国初のECプラットフォームによる知的財産権保護連盟として、参加メンバーは230人を超え、1,200以上のブランドをカバーしているという。

 2024年11月末時点で、淘天集団の知的財産権保護プラットフォームには世界各国より計75万人以上の権利者が登録し、全世界で131万件以上の知的財産権を保護している。また、アリババグループが運営する複数のプラットフォーム上に出品されたクリエーターやデザイナーによるオリジナル作品などについて、8億7,000万枚の画像、1億4,000万本以上のショート動画、85万件以上のデザイン原稿を保護している。過去1年間、AACAはブランド権利者と連携し、公安機関による模倣品の取り締まり451件と、犯罪容疑者372人の逮捕に協力。一連の被害総額は13億元(約273億円)を超えたとしている。