住友ゴム工業(株)(以下「住友ゴム」)は、The Goodyear Tire & Rubber Company(以下「Goodyear社」)より、欧州・北米・オセアニア地域における四輪タイヤのDUNLOP(ダンロップ)商標権等を取得する譲渡契約を締結したと発表した。取得額は526百万米ドル(約826億円:1ドル=157円で換算)。
今回の商標権取得により、一部の地域や商材を除き住友ゴムがグローバルにDUNLOPブランドでタイヤ事業の展開が可能となる。
今後は、DUNLOPをグローバルでプレミアムタイヤブランドとして展開し、その歴史や知名度を活かしつつ、独自の先進技術を搭載した商品で他社との差別化を図るとともに、次世代モビリティー社会の要求に応えたいとしている。
住友ゴムの山本悟代表取締役社長は、「当社グループは、1980年代に各国のDUNLOP社を買収し、日本に加えて欧州、北米でもDUNLOPブランドのタイヤを生産・販売していた歴史を持っており、今回の取得によりほぼ全世界でDUNLOPブランドを使用できるようになったことは、当社グループにとって大きな機会であり本当にうれしく思う」と述べている。