2025-05-15

米国:USPTO、商標審判部のユーザー向けの新たなオンライン申請オプションを発表

米国特許商標庁(USPTO)は、商標審判部(TTAB:Trademark Trial and Appeal Board)のユーザー向けに、新しいシステム「TTABセンター」で取消申立て(Petition for Cancellation)手続を行うための新たな運用を開始すると発表した。この機能は、2025年5月12日から利用可能になる。

現在、異議申立人は「TTABセンター」または既存のオンラインシステム「ESTTA:Electronic System for Trademark Trials and Appeals」のいずれかを使用して申立てを行うことができるが、2025年7月12日以降は、ESTTAを通じて取消申立てを行うことができなくなる。 

TTABは、ESTTAに代わる主要なシステムとして、「TTABセンター」への移行を引き続き進めており、「TTABセンター」は、より安全で堅牢な申請機能、下書きの保存および共有の改善されたオプション、そして係属中および完了済みのTTAB手続きすべての記録を閲覧できる機能を提供する。
なお、現在異議申立ては「TTABセンター」を通じてのみ申請できる。