タンザニア公正競争委員会（Fair Competition Commission）は、2025年12月1日より、タンザニア本土に輸入されるすべての商品に関して、商標権の登録（recordation）制度を義務化する旨の公告を発出した。
この新たな措置は、1963年商品標章法（Merchandise Marks Act, 1963、改正済み）第11A条および2025年商品標章（登録）規則（Merchandise Marks (Recordation) Regulations, 2025）に基づき制定されたものであり、国境管理を強化し、模倣品の輸入を防ぐことを目的としている。
新規制を遵守し、商品の通関遅延や差押えを回避するためには、輸入商品に関連するすべての商標について、商標がどこで登録されたかに関わらず、商品標章主任検査官（Chief Inspector of Merchandise Marks）に正式に申請する必要がある。
申請手続には、現行の認証済み商標登録証明書の写し、申請人の詳細情報、製造地の情報、商標が付された商品のサンプル、ならびに所定の手数料の支払いが必要となる。
この新規制は義務的に適用されるため、タンザニアに商品を輸出しようとする企業には商標ポートフォリオを精査し、関連するすべての商標について速やかに申請手続きを開始することを強く推奨する。
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