2025-09-09

日本:令和7年上半期の税関における知的財産侵害物品の差止状況 - 財務省

 財務省は、令和7年9月5日に令和7年上半期の税関における知的財産侵害物品の差止状況を発表した。
それによると、輸入差止件数は17,249件で前年同期と比べて5.6%減少した。1日平均で95件の知的財産侵害物品の輸入を差し止めていることになる。

 仕出国別輸入差止実績は、中国を仕出しとするものが14,548件(構成比84.3%、前年同期比1.5%減)で、引き続き高水準にあり、次いでベトナムが1,557件(同9.0%、同3.9%減)、香港が244件(同1.4%、同2.8%減)、韓国が209件(同1.2%、同57.3%減)であった。
 件数・点数ともに中国の構成比が大半を占めているほか、件数では、ベトナムの構成比が中国に次いで引き続き高くなっており、点数では、バングラデシュの構成比が増加した。

 知的財産別輸入差止実績は、偽ブランド品などの商標権侵害物品が16,339件(構成比93.7%、前年同期比6.3%減)で、引き続き全体の大半を占め、次いで偽キャラクターグッズなどの著作権侵害物品が731件(同4.2%、同6.4%増)であった。
 また、品目別では、衣類が6,825件(構成比35.6%、前年同期比2.5%増)で最多、次いで財布やハンドバッグなどのバッグ類が4,225件(同22.0%、同1.0%増)、靴類が1,867件(同9.7%、同19.5%減)、携帯電話及び付属品が908件(同4.7%、同4.9%減)であった。

令和7年上半期の知的財産侵害物品差止状況詳細は こちら (財務省のサイト)