2025-12-08

米国:USPTOの商標部門で2025会計年度の目標を達成

米国特許商標庁(USPTO)は、9月30日に終了した2025会計年度において、商標に関する主要業績目標をすべて上回った。

2025会計年度には、平均ファースト・アクションまでの審査期間を25%短縮し、最終処分までの審査期間を17%短縮した。年度末時点で、ファースト・アクションまでの審査期間は5.6か月、最終処分までの審査期間は11.7か月となった。また、審査官の全体的な生産性向上により、未審査の出願区分数は346,378区分となり、2025会計年度だけで9万区分以上の減少を達成した。

2025会計年度においても商標の需要は堅調であった。出願人は82万4,000区分以上の新規出願を行い、2024会計年度比で7.4%増加した。このような出願件数の増加にもかかわらず、審査の速度と品質は引き続き向上した。品質に関する指標はいずれも当該年度の目標値を上回った。

この勢いを維持するため、USPTOは2026会計年度に商標審査官を追加採用する予定である。USPTOの長期的な目標は、2028会計年度までにファースト・アクションまでの審査期間を4か月、全処理期間を9か月に短縮することである。