2025年、欧州連合知的財産庁(EUIPO)は、欧州連合商標(EUTM)および欧州連合意匠(RCD)の新規出願を計327,735件受理した。EUIPOが1996年に出願受付を開始して以来、年間の知的財産出願数として過去最高を記録したことになる。
全体として、2024年比で7.8%の増加となり、これまでの最高記録であった2021年(受理件数313,928件)を更新した。
商標が出願全体の成長を牽引
2025年の出願において、欧州連合商標(EUTM)が最大の割合を占めた。EUIPOは196,886件のEUTM出願を受理しており、これは2024年比で9.1%増となる。
EU加盟国に拠点を置く出願人がこの成長を牽引しており、出願件数は9.4%増加した。EU加盟国の出願人で、全EUTM出願の57.5%以上を占めており、国別ではドイツ(12.7%)、イタリア(6.9%)、スペイン(6.4%)が上位3カ国となった。
EU域外では、中国からの出願が引き続き増加しており、13.3%増(全EUTM出願の約16%)を記録した。次いで、米国(9%)、英国(4.2%)の3カ国が上位を形成している。
指定商品・サービスに関しては、「広告および事業管理(第35類)」、「電気機器(第9類)」、「技術サービス(第42類)」が多く、これらに「教育およびスポーツ活動(第41類)」、「被服および履物(第25類)」が続いている。
今後の展望
これらの成果は、「EUIPO戦略計画2030(Strategic Plan 2030)」の2年目に向けて、強力な出発点となるものだ。
出願件数の持続的な成長は、世界中の企業、イノベーター、クリエイターなどが、EUの知的財産制度を通じた権利保護への投資を継続していることを示している。
2025年に記録した過去最高の出願件数は、EUIPOに対する信頼、現代的で強靭かつ包括的なEUのイノベーション・エコシステムを支えるEUIPOの役割を再確認させるものだ。
本文は こちら (EUIPO records the highest number of applications in its history)
