2026-03-04

中国:高級人民法院が「JBL」を著名商標と認定、商品区分を跨ぐ保護に関する重大な進展を実現 - UNITALEN

 先ごろ、広東省高級人民法院は、ハーマン・インターナショナル(以下、「ハーマン社」)が深セン七康医療科技有限公司(以下、「被告」)などを提訴した商標権侵害および不正競争紛争事件について、終審判決((2025)粤民終3065号)を下し、ハーマン社が第9類「スピーカー、イヤホン」などの商品上で登録した「JBL」シリーズ商標を著名商標と認定し、権利侵害者に対して第10類補聴器などの商品上での「JBL」標章の使用を直ちに停止し、かつ損失を賠償し、影響を除去することを命じた。

事件の概要
 本件において、被告は補聴器製品および宣伝において、「JBL」標章を際立てて使用し、かつハーマン社の音響製品、イヤホン製品の画像を盗用し、虚偽の宣伝を行った。本件に係る商品区分が同一でなく、かつ類似していない場合の認定に関する問題に直面し、集佳弁護士チームは効果的な法廷戦略を用いて法院が著名商標の認定手続きを開始するよう働きかけた。法院は最終的に、被告の権利侵害商標の出願日(2021年9月15日)時点で、「JBL」商標は長期にわたり広範囲で使用・宣伝が行われており、すでに関連の公衆における知名度は極めて高く、著名商標を構成すると認定した。被告の行為は著名商標の模倣および希釈化を構成し、法により禁止すべきである。

 今回の勝訴は、「JBL」ブランドが中国において司法手続きを通じて著名商標と認定された初めての事例であり、同社にとって中国での知的財産権の保護過程における画期的な進展を示すものとなった。本件の成功は、集佳弁護士チームとハーマン社のグローバルおよび中国法務チームとの相互信頼や緊密な協力と切り離すことができないものである。クライアントチームは本件のために長年にわたり蓄積し、体系的かつ完全な形で、広範囲をカバーする販売、宣伝、市場での地位および保護記録などの重要な証拠を提供し、著名商標の認定のための強固な事実基盤を確立し、これが本件の勝訴にとって欠かすことができない重要な支えとなった。

事例の意義
 本件の判決は、有名ブランドを強力に保護するという中国の司法の立場をより具体的に示すものであり、それと同時に、同類事件にとって価値のある判例となり、イノベーションを奨励し、公平な競争を維持する市場秩序にとって積極的な模範としての意義を有するものとなった。

本文は こちら (広東省高級人民法院が終審において「JBL」を著名商標と認定、商品区分を跨ぐ保護に関する重大な進展を実現)