Rogue Fitnessのファンでもある筆者は、「ROGUE」商標を巡る紛争に関心を持っての推移を見守っていたが、どうやら2026年3月に両社は和解に至ったようである。
2024年3月、筋力トレーニングおよびコンディショニング機器を扱う企業であるRogue Fitness(別名:Coulter Ventures, LLC)は、自転車メーカーであるRogue Ridgeに対し、米国における商標権侵害訴訟を提起した。その理由は、Rogue Ridgeがアパレル分野に事業を拡大した際に、類似する名称を使用したことにあった。
それから約2年を経て、両社は和解に至り、その内容には、Rogue Ridgeが本件対象商標に関する一切の権利および利益をRogue Fitnessへ譲渡することへの合意が含まれている。
実務上の示唆
本件は、新たに企業を設立する場合、新規の商品・サービス分野へ進出する場合、あるいは新たな商品・サービスを構築する場合のいずれにおいても、極めて初期の段階で適切な知的財産に関する助言を求めることの重要性を示すものである。
すなわち、当初から最も適切かつ価値の高い保護を確保するとともに、潜在的な問題点を早期に把握しておくことにより、将来的に多大な費用と時間を要する紛争に発展するリスクを回避することができるからだ。
