2016-08-04

中国:初めての音商標登録!- by Marks & Clerk

中国では、2013年中国商標法の修正で、音商標を含めた新しいタイプの商標登録が認められるようになって以来、中国商標局に於いて約450の音商標の出願を受け付けてきたが、この度初めて、音商標の登録を認めた。音で構成される商標は、類似する他の商品・サービスと区別するため、出所を特定する十分な識別力が考慮される。また音商標は、これまでの文字、図形のように目で見えるものではないため、音媒体を通して商品・サービスの出所を特定できなくてはならない。典型的な音商標は、マクドナルドの“I’m lovin’ it” や MGMスタジオのライオンの吠える声のように広く認知されている。          中国商標法では、国歌、軍歌、国際的に著名なものに類似するものや社会に悪影響を及ぼすような音商標の登録を認めないとしているし、識別力を欠くものや、楽譜としてあまりに単純なものや複雑すぎるものは登録できないと考えられている。音商標の出願に際しては、5MB以下の.wav 又は .mp3ファイルの音サンプルと共に音の使用方法の提出を求めている。                                   中国で最初に登録された音商標は、China Radio Internationalの40秒間のオープニング・メロディで、China Radio Internationalが長年広く放送し、比類のないテーマ曲となったものである。

Peggy Zhu, Senior Associate

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