2016-08-12

HERMES事件

HERMES事件原告は自身が製造、販売するブランド品のレザーバッグの「バーキンバッグ」、「ケリーバッグ」等(以下、「原告バッグ」)を撮影した後、その写真をプリントしたポリエステル素材のバッグ(以下、「被告バッグ」)を販売した者に対して、不正競争防止法の一般条項を根拠に訴訟を提起した。一審で法院は原告の主張を認めて被告バッグの製造、販売などを中止し、原告に損害賠償として5,000万ウォンの支払いを命じた。被告はこのような一審法院の判断を不服とし、控訴した。

法院の判断                                俳優からモナコの王妃になったグレース・ケリー、イギリスのモデル兼俳優であったジェーン・バーキンが使い始めて広く知られるようになった原告バッグは、2000年から2007年までの韓国国内売上額が約610億ウォンに達した点などに照らして、原告バッグは原告の相当な投資や労力で作られた成果などに該当する。原告バッグの形態が持つ独特のデザイン的な特徴と商品の名声、イメージは財産的価値を形成する核心的な要素で、法的保護が与えられなければならず、これを無断利用した被告の行為は不正競争防止法上の一般条項に違反する。