味の素株式会社(本社:東京都)は、味の素ゼネラルフーヅ株式会社(以下、「AGF社」)がジェイコブズ・ダウ・エグバーツ(本社:オランダ)のグループ会社(以下、「JDE社」)より、現在ライセンスを受けている商標等を225百万ユーロ(約259億円)で譲り受ける契約を締結した、と発表した。
対象商標は、AGF社がJDE社からライセンスを受けているすべての商標およびAGF社とJDE社の共有商標。ライセンス商標:「Blendy」、「MAXIM」、「TRIPLESSO」、「ちょっと贅沢な珈琲店」、「ティーハート」、「新茶人」他、共有商標:「コーヒーギフトはAGF」他。なお、「MAXIM」については国内商標のみが対象。
今回の商標取得により、新たな製品展開、ブランドロゴ、他社へのライセンス等に関する制約が無くなり、味の素グループにおいて自由なブランド戦略の展開が可能となる。また、商標ライセンスが終了するリスクも回避できるとしている。AGF社はこれまで、コーヒー市場において「ブレンディ スティック」等の製品を市場に提供してきたが、マーケティング力と技術力を両輪に、家庭用コーヒー飲料市場(缶コーヒーを含まない)において、国内でトップシェアであり、業務用事業においても売上げを拡大している。