2017-03-05

日本:知的財産侵害物品の輸入差止、92%は中国から

財務省は全国の税関が2016年に偽ブランド品など知的財産侵害物品の輸入を差し止めた件数が26,034件で、10年連続で2万件を超えたと発表した。地域別の輸入差止件数では、中国(香港を含む)が全体の95%(24,633件)を占め、2位の韓国(1.6%)、3位のフィリピン(1%)と比較して突出している。また、知的財産権の権利別では98%が商標権を侵害するもので、特許権を侵害するものは0.3%と少なかったものの、プリンタ用インクカートリッジなどの特許権侵害物品が大幅に増加した。また、キャラクターグッズなどの著作権侵害物品が1.2%あった。品目別輸入差止件数では、財布やハンドバッグなどのバッグ類が10,727件(前年比6.4%減)と最も多く、次いでスマートフォンケースなどの携帯電話及び付属品が4,466件(前年比52.1%増)、衣類が3,873件(前年比16.0%減)であった。特にコンピュータ製品(前年比8.2%増)と自動車付属品(前年比30.3%増)の件数が増加した。

財務省のプレスリリースは こちら