2017-03-31

EU:古いブランドの商標 - Knijff Trademark Attorneys

ブランドは生物のように、誕生し、成長し、異なった外観を持ち、時には消滅してしまう。よく知られているブランドが無くなったらショックだが、Nokiaのように復活するブランドもある。

古いブランドには一定の価値がある。この価値は、ブランドが市場から消えた瞬間に無くなるものではない。消滅した商標のグッドウィルにフリーライドするのは簡単なことで、企業は古い有名ブランドを商標登録することがある。基本的にこれは悪意の商標出願となる。もはや所有者が存在しないとなれば、そのような商標出願が登録される可能性はある。もし多くの人が古い著名ブランドを商標登録すれば、問題を起こすことになるかもしれない。

これは最近EUで起こった事件だが、有名な航空会社を示す「PAN AM LOUNGE」が商標登録された。このブランドのもとで、ブランド・オーナーは、ベルリン(Pan Amの客室乗務員が一度滞在した場所)に会員専用クラブを所有している。航空会社のロゴ「PAN AM」は、別の第三者によって商標出願された。航空会社はすでになかったのだが、異議が認められ、最終的に大部分の指定商品・役務で商標登録が認められなかった。

本文は こちら (Pan Am)