2017年8月18日、杭州インターネット裁判所が正式に設立されました。インターネットの普及に伴って増加するネット通販や著作権をめぐるトラブルに対処しようとする試みです。また、経済の節約に貢献し、当事者の時間コストと経費を節約することで、「迅速な裁判」のニーズを満たすことを目指していきます。
この日、初の開廷審理が行われ、遠隔ビデオを介して審理されました。法廷審理での画面は美しく、音声が途切れることもなく、約20分間の法廷審理を経て、双方は和解交渉に入ることに合意。最後に双方はコンピューターのモニターに表示された「確認」キーをクリックし、法廷審理記録を確認しました。
このように、審理はインターネットを利用し訴訟の全行程が行われます。提訴、立件、挙証、開廷、送達、判決、執行がいずれもオンラインで行われるため、当事者は自宅を離れずにオンラインで紛争を解決することができます。当面の間は、杭州市におけるインターネット関連の一審民事、商事案件、知財権案件、最高裁判所に指定された重大、難解、複雑なインターネット関連案件を審理する予定。
また、設立から5か月が経過した2018年1月時点、第一審のサービス契約率は98.5%に達し、平均裁判日数は48日が実現しているとのこと。引き続き品質向上を目指すと言います。