売れるネット広告社は2018年5月8日、「侍カート」を運営するFIDに対して、売れるネット広告社の重要知財である「確認画面でアップセル®」の不正競争の差し止め、商標権侵害の差し止め、著作権侵害の差し止めを求める訴訟が“決着”したと発表した。「侍カート」を運営するFIDが売れるネット広告社の訴えに対して当該箇所を全て“変更・削除”したためという。
売れるネット広告社が訴訟を提起したのは、以下の理由によるものであった。
①「侍カート」を運営するFIDが、「確認画面でアップセル®」につき本件商標権を無断使用したサービス展開を行っていた。具体的には、「侍カート」の広告・サイト・サービス概要などあらゆる営業ツールで「確認画面でアップセル®」という文言を無断で掲載していた。
②FIDが運営する「侍カート」で制作したランディングページのレイアウトやデザインが、「売れるネット広告つくーる」で制作したランディングページのものと酷似しており著作権を侵害している。
③こうした無断使用に関して、売れるネット広告社では再三警告をしてきたにもかかわらず、「確認画面でアップセル®」の商標の無断使用を繰り返している。
訴訟提起後の過程で、「侍カート」を運営するFIDが、売れるネット広告社の訴えである上記①の対象となる文言及び、②の対象となるランディングページを全て“変更・削除”する対応を取ったため、売れるネット広告社は求めていた当初の目的を完全に果たし勝利したと判断し、和解に応じる形で“決着”することになった。
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