2021-07-26

日本:2020年の商標登録出願件数、国内1位はサンリオ、国外1位はファイザー - JPO

特許庁は、知的財産に関する国内外の動向をまとめた年次報告書「特許行政年次報告書2021年版」を発行した。

2020年の商標登録出願件数は181,072件で、国際商標登録出願件数は前年比7.8%減の17,924件、それ以外の商標登録出願件数は同4.8%減の163,148件であった。
商標登録件数は、近年は11万件前後で推移していたが、2020年は135,313件に増加した。

国内企業別の商標登録件数を見ると、1位から4位までは2019年と変わらず、サンリオが第1位(674件)、花王が第2位(603件)、資生堂が第3位(507件)、ジャス・インターナショナルが第4位(505件)で、以下、コーセーが5位(470件)、小林製薬が6位(340件)、久光製薬が7位(213件)、大正製薬が8位(198件)、パナソニックが9位(194件)、ハーベイ・ボール・スマイル・リミテッドが10位(189件)となった。

国外企業別では、第1位は米国のファイザー・インク(154件)、第2位は米国のアマゾン・テクノロジーズ・インコーポレイテッド(96件)、第3位は米国のジョンソン・アンド・ジョンソン(83件)で、以下、米国のフィリップ・モリスが4位(67件)、韓国のエルジ生活健康が5位(63件)、米国のカーステン・マニュファクチュアリングが6位(52件)、英国のブリティッシュ・アメリカン・タバコが7位(51件)、米国のザ・プロクター・アンド・ギャンブルが8位(50件)、韓国の韓国人蔘公社が9位(44件)、米国のワイスとアイルランドのギリアド・サイエンシズ・アイルランドが10位(42件)となった。
2019年にランク外であった6社(下線を引いた企業)は、2020年新たに10位までにランクインした。特に第10位のワイスは前年の2578位から大きく順位を上げた。
※国際商標登録出願に基づく登録件数を含まない。

出典:特許行政年次報告書2021年版