2022-07-19

米国:退屈することはないNFT問題 - Knijff Trademark Attorneys

Bored Apes(退屈なサルたち、Bored Ape Yacht Club:BAYC)は、世界で最も人気がある高価なNFTコレクションの1つだが、これは、仮想通貨ApeCoinを発行し、現在メタバース「Otherside」(最近公開された最初のスニークピーク)を開発している数十億ドルの企業であるYuga Labsの発案によるものである。

このサルたちは退屈しているかもしれないが、商標権や著作権の保護に関してはかなり積極的だ。印象的なのは、Bored Ape NFTの所有者(Yuga Labs)は、NFTを発行する際に、そのサルの著作権に対する一種のライセンスを付与され、あらゆる種類の商品化、映画化などの投資で資産化できる点だ。 

Yuga Labsは、Ryder Ripps Bored Ape Yacht Club(RR/BAYC)という風刺的なNFTコレクションが登場し、Ryder RippsがYuga Labsは人種差別的な考えを信奉していると主張したとき、面食らったようだ。

Yuga Labsは現在反撃に出ており、Ryder Rippsを嫌がらせと商標権侵害及び著作権侵害で訴えた。この事件は、NFTの保有者が風刺的な複製に対して権利行使できるかどうか、また、「スマート」契約で(ブロックチェーン上の)ライセンスを譲渡できるかどうかを明らかにすることが期待できる興味深い事例と言える。

NFTに関して決して退屈することはないだろう。続く…

本文は こちら (Never a bored ape)