2022-09-09

「Bluetooth」の名前の由来とロゴマーク - R. K. Dewan & Co.

 「Bluetooth(ブルートゥース:青い歯)」の技術は誰もが使ったことがあり、そのロゴもよく知られている。しかし、「Bluetooth」の名前の由来やロゴマークについてはどうだろうか?
 「Bluetooth」は、スウェーデンの通信機器メーカー、Telefonaktiebolaget LM Ericsson(エリクソン)が開発した技術で、多くのメーカーによって様々な製品に利用されている。

 「Bluetooth」の文字とロゴ、および結合標章(上図)は、Bluetooth Special Interest Group(Bluetooth SIG)の登録商標だ。同団体は、米国ワシントン州カークランドに本拠を置く非営利法人で、Bluetooth規格を定め、製品の認証や「Bluetooth」商標のライセンス供与などを行っている。

 「Bluetooth」の名前の由来は、10世紀にノルウェーとデンマークの王であったHarald “Bluetooth” Gormsson(ハーラル1世ゴームソン「青歯王」:西暦910〜940年頃デンマークに住みスカンジナビアの部族を統一したと言われている)だ。

 1996年にインテル、エリクソン、ノキアの3社が共同で、携帯電話やノートパソコンと他の機器との接続を可能にする短距離無線技術の標準化を行い、短距離、低消費電力、かつ安価な無線技術として使用するようになった。
 Bluetooth SIGの設立委員長であるジム・カーダック(Jim Kardach)が仮のコードネームとして「Bluetooth」を提案した。カーダックは、「Harald Bluetoothは、スカンジナビアを統一したことで有名だが、我々がパソコンと携帯電話の業界を短距離無線リンクで統一しようと意図したのと同じだ」として引用した。

 「Bluetooth」のロゴは、Harald Bluetoothの頭文字であるH (ᚼ) とB (ᛒ) を組み合わせたものだ。

本文は こちら (History and Origin of the name Bluetooth and its Logo)