EU：原産地呼称の保護をめぐる争い － Knijff Trademark Attorneys

　ベルギーの税関当局は、米国産ビール「ミラー」のスローガン「the Champagne of Beers」を問題視し、数千本の缶を強制的にリサイクルにまわした。ミラー・ハイライフ（Miller High Life）」を所有するモルソン・クアーズは、現在このビールをEUに輸出しておらず、当局はこの貨物がなぜベルギーに入ってきたのか分からず困惑しているが、EUの規則では、保護原産地呼称（Protected designation of origin）を侵害する商品は模倣品とみなすと明記している。

　このような状況は、ヨーロッパにおける原産地呼称の保護をめぐる争いを改めて浮き彫りにした。イタリアのスパークリングワイン、プロセッコからウイスキー、チーズに至るまで、原産地呼称をめぐる争いは絶え間なく起きている。

本文は　こちら （Beer meets bubbles）