数字から分かる中国知財出願動向
2022年6月5日に国家知識産権局(CNIPA)は「国家知識産権局2022年度報告」を公開し、2022年度の知的財産に関する様々なデータを公開した。
2022年中国商標に関するデータ
【出願件数】
2022年の商標出願件数は 751.6万件に達し、前年比20.5%減となった。そのうち、中国国内出願人による商標は730.4万件で、全体の97.2%を占め、外国出願人による商標は21.2万件で、全体の2.8%を占めた。
【権利化件数】
2022年の商標登録件数は617.7万件に達し、前年比20.2%減となった。そのうち、中国国内出願人による商標は600.2万件で、全体の97.2%を占め、外国出願人による商標は17.5万件で、全体の2.8%を占めた。
【審査期間】
2022年、商標登録の平均審査期間は4ヶ月に安定し、出願から登録までの期間は7ヶ月に安定している(拒絶査定、異議申立などがなく、順調に登録された場合)。
【商標異議】
2022年、初歩査定となる商標に対する異議の請求は全面的電子化された。異議請求件数は、14.6万件で、前年比17.2%減となった。異議請求に対する審査が完結するまでの平均期間は11ヶ月間となる。結果から見ると、異議請求が成立は45.1%、部分的に成立は11.8%、不成立は43.1%である。
【拒絶査定不服審判】
2022年、拒絶査定不服審判の申請は33.2万件である。審理完結の拒絶査定不服審判は34.5万件である。
審理完結の拒絶査定不服審判の内、拒絶査定は65.8%、部分拒絶は10.9%、初歩査定は23.3%である。
【無効審判】
2022年、受理された無効審判は7.1万件である。審理完結の無効審判の件数は4.9万件である。審理完結の無効審判の内、全部無効は62.1%、部分無効は12.9%、権利維持は25%である。
「国家知識産権局2022年度報告」の詳細は、国家知識産権局の公式サイト(こちら)にて確認できる。
特許等を含めた本文は こちら (路浩知財ニュースレター)