特許庁(JPO)は、商標審査調査員と商標審判調査員の募集を開始すると発表した。
採用を予定しているのは、全世界から受け付けた商標出願を、法律的観点から精査し、排他的独占権である商標権を付与するか否かの判断する審査業務部商標審査室と拒絶査定不服審判や無効審判など地方裁判所に代わって第一審として審理を行う審判部商標部門だ。
募集人数は若干名で、応募締切令は和5年12月11日。この非常勤職員募集については次年度予算が成立することを前提としている。
業務内容は以下の通り;
商標審査調査員
* 商標審査に関する高い専門的知見を踏まえた、各種商標審査資料(商標審査基準、商標審査便覧、類似商品・役務審査基準等)に基づく、商標出願の拒絶理由に関する予備的見解書を作成する。
* 商標審査業務の品質維持・向上のため、審査官が審査した案件について、その審査のプロセスを検証し、必要に応じて追加の調査や判断を行い、これらを総合した審査結果の妥当性、拒絶理由の内容及び更なる拒絶理由(必要な場合のみ)に関する予備的見解書を作成する。
商標審判調査員
* 審判合議体が審理した事件について、審理の質を総合的に向上させるために、当該事件の経緯や審理のプロセスを慎重に検証するとともに、必要に応じて追加の調査や判断を行い、これらを総合した審決調査報告書を作成する。
詳細は こちら (特許庁のサイト)