2024-01-16

ブランド間のコラボレーションで重要なことは...- Knijff Trademark Attorneys

 トルティーヤチップスの「ドリトス(Doritos)」と言えば、カリカリで安っぽいナチョスを思い浮かべるだろう。

 ドリトス風味のドリンクはどうだろう?蒸留酒会社のエンピリカル(Empirical)がこのアイデアを思いつき実験した。その結果、まさにナチョスのような香りと味のリキュールが誕生した。きっとおいしいはずだ。

 このドリトス酒は、ペプシコとエンピリカルの特別コラボレーションにつながり、ドリトスのボトルの第一弾はすでに完売した。2024年にも販売される予定だ。

 ブランド間のコラボレーションは最近では一般的になっている。任天堂はゴッホ美術館とのコラボで特別なポケモンカードを発売し、米国のアイスクリーム・ブランド、ベン&ジェリーズはトニーズチョコロンリーのフレーバーと、アディダスはApe(類人猿)をモチーフにしたデジタルアートによるNFTコレクションBored Ape NFTを発売した。これらは数あるコラボレーション例のほんの一部に過ぎない。

 一方で、ブランド間のコラボレーションでは、法務部門が慎重に準備することが極めて重要だ。コラボレーションの条件を綿密に定めることが必須であるだけでなく、商標の面でも十分な注意が必要だ。「ドリトス」はスナック菓子では有名な商標かもしれないが、アルコール飲料に使用できるわけではない。したがって、コラボレーションを行う際には、商標調査を行うことが望ましい。場合によっては、特に継続的な生産計画がある場合には、商標登録するのことも良いアイデアだ。

 

本文は こちら (Doritos brand collab)