中国国家知識産権局(CNIPA)は、1月16日の国務院主催の記者会見を通して、2023年度の中国の知的財産事業の主要成果を発表した。
(1)専利
年間の発明専利の授権件数は92.1万件となり、実用新案の授権件数は209万件、意匠の授権件数は63.8万件となる。拒絶査定不服審判の完結案件数は6.5万件となり、無効審判の完結案件数は0.77万件となる。受理された PCT 国際出願は7.4万件となる。中国出願人による意匠のハーグ国際出願の件数は1,814件である。2023年度末まで、中国国内(台湾 ・香港 ・マカオを除く)で有効の専利の件数は、初めて400万件を超え401.5万件に及んだ。
(2)商標
年間の商標登録件数は438.3万件となる。商標に対する異議申立の完結案件数は15.3万件となる。各種の商標評審案件の完結件数は37.3万件となる。2023年度末まで中国国内での有効の登録商標の件数は4,614.6万件である。
(3)地理的表示
年間の地理的表示の登録件数は13件とある。2023年度末まで、中国国内で登録された地理的表示の件数は2,508件となり、地理的表示の関連商品の産業上価値は年間8,000億人民元を超えた。
(4)集積回路
集積回路設計図の年間登録件数は1.1万件となる。2023年度末まで、中国の集積回路設計図の登録総件数は7.2万件となる。
(5)知的財産運用
年間の専利・商標に対する質権設定融資登記の金額は8,539.9億人民元となり、質権設定融資を行った企業は計3.7万軒となる。2022年の専利集中型産業の価値増加の総額は15.3兆人民元となり前年度比7.1%増となる。専利集中型産業の価値総額は国内総生産の12.7%を占める。