2024-02-15

豪州:2024年3月よりマドリッド商品・サービスリストを採用へ ― IPオーストラリア

 オーストラリア連邦政府で特許、商標、意匠及び育成者権を所管するIPオーストラリアは、2024年に現行の商標商品・サービスリスト(AUピックリスト)をWIPO国際事務局が提供するMGS(Madrid Goods and Services)リストに置き換える予定である。 

 MGSリストは、マドリッド制度で商標の登録出願で指定する商品・サービス分類に使用される用語のデータベースである。WIPOや多くの商標庁で使用されている。MGSリストには、AUピックリストよりも広範な用語が含まれている。

 MGSリストを採用することで、オーストラリアの商標分類基準を国際的なベストプラクティスに合わせることができる。

 置換えは2024年3月に行われる予定で、その際、用語の意味検索機能も導入する予定だ。この変更により、出願人が探している用語と似た意味を持つ用語をMGSリストから検索することができる。これにより、MGSリストの検索が容易になり、AUピックリストからのシームレスな移行も保証される。スムーズな移行を確実にするため、今後数ヶ月間はユーザーとの対話を続ける。
MGSリストの採用は、2023年10月に商標出願における商品・サービスの広範な請求について明確性を要求するspecificity practiceの変更に続くものだ。

本文は こちら (Adopting the Madrid Goods and Services list)